本日は経済労働委員会の県内視察で、豊田市と日進市を訪問しました。豊田市はToyota Technical Center Shimoyamaを訪問しました。ここはトヨタ自動車のテストコースです。持続可能なモビリティの開発への期待や要望が高まり、環境性能、安全性能等の各種システムや車両の試験評価内容のニーズに応えるために、技術開発の強化を図ることがトヨタの急務とされています。
そこで「新研究開発施設」を本社テクニカルセンターの東15㎞、移動時間約30分の位置に建設しました。ここは実際の道路を模擬した試験評価が行える規模のテストコース、走行試験前後の準備や状態を測定する実験棟や車両整備棟、走行後のデータ解析・対策を検討する事務管理棟などが設置されています。実際にマイクロバスに乗り込み、テストコースを走る体験をさせていただきました。
午後からは尾張東部浄水場を訪問しました。愛知用水地域及び西三河地域は、宅地開発による都市化や企業立地がさかんな地域で水道需要の増加が著しく、すでに稼働している施設では不足するため、平成元年度からこの施設の建設を始め平成5年6月から給水を開始しました。給水対象は瀬戸・豊明・日進・みよし・長久手・東郷町、西三河一部で、施設能力は220,300㎥/日、水源は愛知用水です。
工業用水施設は昭和49年9月に東郷浄水場として給水を開始、その後平成5年4月に新設の水道施設と統合しました。環境にやさしい水道を目指して、平成17年3月から太陽光発電システムを導入しています。全体の発電能力は150kWで一般家庭40件分相当の発電能力があります。施設内を見学させていただきました。水の汚染を調べるため段階的に水槽が設置されており、金魚が泳いでいました。